「闇の喇叭」刊行記念ミニトーク&サイン会レポート
於:2010年7月21日(水) 青山ブックセンター六本木店 特設会場 午後19:00〜22:00

 「闇の喇叭」発売記念サイン会に行って来ました。
 以下、簡単なレポートです。
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 平日の夕方の六本木。サラリーマンも多い駅を出てすぐにある「青山ブックセンター 六本木店」さんへ向かう。
 オシャレな店内をぐるっと一回りし、一体何処でやるんだ?と思いつつ、レジで本と整理券を受け取る。うー、整理券が豪華!
 通常整理券はコピー用紙・・・良くてカラー用紙に黒でコピーし、そこに書影があれば良い方。しかし今日のは名刺用紙にカラーで書影が印刷され、サイン会の参加方法が記載されてる。何とも丁寧。
 裏を見ると整理番号「070」が打刻されてました。ということは100人くらい・・・2時間以上立ちっぱなしを覚悟。
 まだ時間が早かったので早めの夕ご飯を取るため店外へ。
 お店に戻ったのは18:30頃。
 さっきまで平台があった店舗一番奥のスペースにテーブルと箱、看板が置かれ、会場セッティングが始まってました。
 今日は異例の平日19時スタート。その上、サイン会前にミニトークという何とも嬉しい催し物があります・・・って、あの箱はもしかしてお立ち台?
 同じ目的の人もちらほら散見されていましたが、みなさん若干遠巻き。トークは整理券なしでもOKなので混雑すると思い、西村さんは早々に向かって右手の位置を確保。
 しかし、すぐそこに設置された看板を見ていてあることに気付く。
 「サインは『闇の喇叭』を含めてお一人2冊までとさせていただきます。
古書の持込みはご遠慮ください。また色紙など、本以外のものにはサインいたしません。以上ご了承の上、ご参加ください。」(青山ブックセンターさんHPより転載)

 
 サインして貰える「闇の喇叭」は一人2冊までですよ、だと思っていたのですが、これってこの文面って、今日購入した著作なら他のもOKってこと??
 まだ時間があったのでレジへ行き確認。そうしたらやっぱり、他の本でもOKらしい!
 何という太っ腹企画。
 じゃあまあ、サインして貰う機会の少なさそうな本にしよう、ということで「有栖川有栖の鉄道ミステリー旅」を購入。

 ほくほくして戻ると、ずいぶん人が集まり始めていたので先ほどより少し後に場所を陣取りました(でもすぐそこ!良く見える!!)
 そしたら、前にいたお嬢さんが「どうぞ」と場所を譲ってくれました。西村さんが先ほどそこにいたことに気付いていて、先に場所取りをしたから、と。
 いやいや、場所を離れたので、と言っても「どうぞ」と言ってくれるのでお言葉に甘えました。お嬢さん親切です。
 あまりの親切さについまたあれこれ話し掛けてしまい、さらにそのお友達ともお話しさせて貰い、開始時間を待ちました。
 ちなみに、12月のサイン会の時にお嬢さんに目撃されていたらしい・・・着物で写真撮ってましたよね、と言われてしまった。
 有栖川先生登場前にお店のスタッフ女性から今日のイベントの件で説明がありました。いつもは整理券は50枚でトークをちょっと長めでやっているところ、反響が大きかったため、サインの人数を増やしトークを短くするか協議したとのこと。有栖川先生のなるべく多くのファンと触れ合いたいと言う意向もあり、整理券を100枚以上発行し、代わりにトークをいつもの半分程度に短縮することにしたそうです。
 うーん、凄い。先生優しい。
 で、間もなく我らが有栖川有栖先生が登場。
 40センチ四方くらいの臙脂色の台に登ってのトーク・・・選挙活動みたい、と笑ってました。
 最初にされたのは、梅田の靴屋さんに女性が現れ、急いで男物の靴を購入していった・・・本人は近くにいるのにも関わらず来られない・・・これは一体どんな理由が?とミステリ調の話題。
 真相は有栖川先生が梅田であったサイン会時に履いていた靴の靴底が崩壊し、ファンの前に立てない状態になったので近くにいらした奥様が急遽靴を買いに走った、とのこと。
 有栖川先生の語り口が良いので、会場に爆笑が巻き起こります。

 その後は「闇の喇叭」を書くようになった経緯と、想定した読者の話。
 要約すると、理論社「ミステリーYA!」の担当者さんに強く依頼されたから書くことになった。またジュブナイルやリライト版を読んでいた小学生が、次にミステリを読むときに「ハヤカワ」や「創元ミステリ」ではハードルが高くなってしまう、その中間に位置するヤングアダルトという分野の必要性は実体験から感じていた、とのこと。
 「闇の喇叭」は始まりの物語であり、その後どうなるかも有栖川先生の頭の中にはあるそうです。しかしそれを書くかどうかは判らないとのこと。
 書いて欲しいような、このまま余韻を残しておきたいような・・・

トークの最後は「本格ミステリ作家クラブ」からのお知らせとして、今までの選評をまとめた本、アンソロジーがそれぞれ出ること、またそのアンソロジーに未収録だった複数の作家(有栖川先生がトップバッター)によるリレー小説が収録されるとのこと。さらに秋頃「本格ミステリ作家クラブ」イベントがあるかも?とのことです。
 少し休憩を挟み、サイン会は並んだ順ではなく、整理券順で開始。
 先ほど仲良くなったお嬢さんが整理券番号2番でした。すごい〜
 今日のサイン会は電話で予約した時点で写真撮影不可と言われていたのだけれど、トーク中も写真を撮っている人がいて、さらに整理番号1番の方が写真を一緒に撮っても良いか尋ね、OKが出たためそれ以後解禁ぽくなりました。
 うーん、電話で駄目って言ってたのは何だったんだ〜駄目だって言われたから一眼レフ置いてきたのに〜!(代わりに今回はNEWカメラ「リコー CX3」です。←こんな事態を想定し、今日のために購入)

 いつものサイン会は昼間なので、普通の買い物客が通りすがりに「誰のサイン会?」と覗いていくことも多いのですが、時間が時間のためデートなどで立ち寄った、というお客さんは殆どおらず。
 時折サラリーマンや大学生風のお兄さんが迷い込むくらい(サイン会も見慣れているのかさほど興味も示さない)なのでわりと自由な感じ。
 かといってファンが取り囲んでいるわけでもなく、いつも通り皆さん遠巻きに見守る・・・
 ファン層も平日の夜の為か大学生、社会人中心みたいでした。制服姿の高校生も殆ど居なかったような?

 会場はかなり暑く、トークの時は有栖川先生も汗を掻いておられました。
 あまりに暑いので途中で自分は店外に出たりして涼んだり。まあファンの熱気と考えると当然かも。
 整理番号順のサイン会ではあるものの、10人ずつ番号を呼ばれてそこで初めて列に並ばされる形式。
 そのため、近くで眺めていられる・・・最初に並ばされてしまうとホントに全然姿が見られないこともありますからね。

 疲れも出てきた頃、番号を呼ばれて列に並ぶ。
 宛書きをして頂くために、整理券の裏に名前を書く。不思議です、こんなに立派な整理券なのに名前を書く欄が作られていない・・・
 有栖川先生は今日もにこにこ。「さっきは済みませんでした」といきなり言われてしまいました。
 トークの時に、ちょっとだけ風が行くように扇子で扇いだりしたので・・・でも全然風行ってなかったと思うし、何より自分も暑かったので。
 こんな時間なのに大盛況ですね、といった話をさせて頂きましたが、六本木店始まって以来の人数だとのこと。流石、有栖川先生ですね!!(このやり取りが動画に収まっています)
 こんな話をしていても、先生の手は止まらないのがいつもながら凄いです。
 2冊にサイン頂いた後、持参した手紙とお菓子をお渡しし、握手して貰いました。
 それから図々しく一緒に写真を撮って頂きました・・・が自分、変な顔(涙目)
 本を受け取ってから、先生の右隣にいた女性に「もしかして担当の方ですか?」と尋ねてみたら、そうだという。
 とても可愛らしい素敵な女性で、こんな素敵な人が「闇の喇叭」を世に送り出してくれたんだ!と思うと、「ありがとうございます」とお礼を言いたかった・・・さすがにそれでは変な人なので、「これからも頑張ってください」とだけお伝えしました。
 先ほど親しくなったお嬢さん達に再び声を掛けられて、「動画凄い撮ってましたね!」と言われました・・・恥ずかしい。
 さらに少しお話しさせて頂いたところでお嬢さん達はそろそろお帰りになるとのこと。こちらは最後まで見届けます。
 去り際に名前を尋ねられたので教えましたが、この場合HNの方が良かったのかしら?残念ながら鳥頭のため、お嬢さんの名前はすぐ忘れてしまいましたよ・・・目撃したらまた声掛けてくださいね!

 時間が時間のため、段々人が少なくなっていく店内。
 サイン会が終わる頃には見守っているファンもごく少数で10〜20人くらい?
 最後に有栖川先生がおどけて、これが例の靴です、と足を上げて見せてくれました(右の写真がソレです)やっぱり、サービス心旺盛だなあ。
 人数が少ない代わりに心を込めて拍手でお見送り。

 結局終わったのは22時でした。さすが六本木店始まって以来の人数・・・
 その代わり、すごく先生と近い形のトーク&サイン会で良かったです。

               <おしまい>
もどります。